C言語000 始めるための環境設定
まず知っておくこと
- C言語のプログラムはテキストエディタで入力し、コマンドプロンプトでコンパイルし、実行します。
用語を一つ一つ説明していきます。
まず、テキストエディタとは文字を入力するソフトウェアのことです。有名どころでいえば「メモ帳」や「Word」です。
メモ帳でもいいですが、「EmEditor」のようなプログラミングしやすいエディタをダウンロードして使用することをお勧めします。
そのエディタで入力したプログラムを.cという拡張子で保存します。
次に、コマンドプロンプトとはパソコンに元々入っているソフトウェアです。起動方法はこちらに詳しく書きます。
真っ黒な背景に白い文字が書いてある画面が出てきたら、それで間違いありません。
そして、コンパイルするとは、エディタに入力したプログラムを、機械が読めるように翻訳することです。
コンパイルするには、コンパイラという種類のソフトウェアをダウンロードする必要があります。
コンパイラのダウンロードが終わったら、コマンドプロンプトでコンパイルすることができます
コンパイルの仕方は、こちらに詳しく書きます。
最後に、.cで保存したプログラムをコンパイルすると、.exe、.map、.objと3つのファイルが出来上がります。使用するのは.exeのみです。
.exeを実行するのもコマンドプロンプトです。実行方法はこちらに詳しく書きます。
コマンドプロンプトを起動する。
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コマンドプロンプトを起動するには、「スタートメニュー」→「全てのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」、
もしくは[Windows]キー+[R]キーで「ファイル名を指定して実行」→cmdと入力→「コマンドプロンプト」で起動できます。
コンパイルをする
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まず、コンパイルするファイルがあるフォルダまで移動しなくてはいけません。
コマンドプロンプトの3行目をご覧ください。
ドライブ名の後に、人によってはファイル名が\記号で区切られながら入っており、最後に>がついていると思います。
それが現時点でのフォルダの位置です。ここから一つ一つフォルダの階層を潜っていきます。
フォルダ移動のコマンドは" cd "です。なので" cd フォルダ名"のように階層ごとに入力し、最終的に目的のフォルダまで移動して下さい。
次に、コンパイルするコマンドは" dmc "です。
また、付属として、プログラム中に日本語が含まれている場合は、dmcの後に-Bj、エラーメッセージを日本語で返してほしい場合は、-j0と入力します
なので" dmc -bj -j0 ファイル名 "と入力すると、プログラム中に問題がなければ、
同じフォルダ内に同じ名前で.exe.map.objのファイルが出来上がります。コンパイル中にエラーが出れば、適正にプログラムを直して下さい
プログラムを実行する
- 無事にコンパイルできたら、次にプログラムを実行します。
コンパイルした際に.exeのファイルができたと思いますが、これが実行ファイルです
コマンドはありません。ただ実行ファイル名を入力すれば、プログラムが実行されます。
これで簡単な説明は終わりです。わからないところやダウンロードするソフトウェアがわからなければ自分で調べてください。
次のページからテキストエディタで入力するプログラムを説明していきます。